第3章 解体費用・追加工事について
ご注意: 解体費用は坪単価だけでは決まらない
解体工事では坪単価が目安として使われることがありますが、実際の工事費は建物の面積だけでは決まりません。
建物の構造、屋根や外壁の材料、基礎、道路幅、重機の搬入条件、隣家との距離、家財の量、庭木や塀の有無などに よって作業量が変わります。坪単価だけで工事全体を判断せず、見積りに何が含まれているのかを確認することが大切です。

追加工事とは
見積り時には確認できなかったものが工事開始後に見つかった場合、追加作業が必要になることがあります。
代表的なものとして、地中に埋まっていたコンクリート、古い基礎、配管、廃材などがあります。また、建物を壊して初めて内部構造が確認できる場合もあります。追加費用が発生する条件について、契約前に確認しておくことが重要です。

壁内部・地中埋設物
古い住宅の敷地では、過去の建物の基礎、コンクリート片、瓦、配管などが地中から見つかることがあります。
地表から確認できないものは、通常の現地確認だけでは把握できない場合があります。発見された場合には、何が出てきたのか、どの程度撤去する必要があるのかを確認してから対応を決めます。



3-4 庭石・塀・外構
庭石、ブロック塀、門柱、土間コンクリート、物置などは、建物本体とは別の工事として扱われる場合があります。
「敷地内にあるものは全部解体費に含まれる」と考えず、残すものと撤去するものを見積時に一つずつ確認しておく方が分かりやすくなります。
3-5 アスベスト等
建物の年代や使用されている建材によっては、石綿(アスベスト)を含む建材の確認や必要な調査・処理が関係する場合があります。
通常の解体材とは異なる取り扱いが必要になることがあるため、該当する可能性がある場合は、見積りや工事計画の段階で確認が必要です。

3-6 追加費用をめぐる行き違いを減らすために
追加工事そのものを完全になくすことは難しい場合がありますが、契約前に工事範囲を明確にすることで行き違いは減らせます。
「何が見積りに含まれるのか」「何が見つかった場合に追加になるのか」「追加作業を行う前にどのように確認するのか」を整理しておくことが重要です。