

第4章 伐採・伐根・庭・外構について
4-1 庭木の伐採
住宅解体に伴い、庭木の伐採が必要になることがあります。費用や作業方法は、木の高さや幹の太さだけでなく、建物との距離、道路、電線、隣地との位置関係などによって変わります。
同じ高さの木でも、広い場所に単独で立っている場合と、住宅や電線のすぐ近くにある場合では作業条件が大きく異なります。
4-2 小木・中木・大木
庭木は高さによって作業方法が変わります。2~3メートル程度の小さな木、4~6メートル程度の中木、7~10メートル程度の大きな木では、必要な人員や機械、枝を落とす手順などが異なります。
高さだけで料金を決めるのではなく、幹の太さ、枝張り、周辺状況も含めて確認する必要があります。
4-3 建物・電線・道路に近い木
建物の屋根や外壁に枝が接近している木、電線の近くにある木、道路沿いの木などは、伐倒方向を自由に取れない場合があります。
枝を小さく分けながら切る、周囲を養生するなど、通常より慎重な作業が必要になることがあります。
4-4 伐根
伐採は地上部分を切る作業で、伐根は地中の根や切り株を取り除く作業です。
建物解体後に土地を利用する場合や、基礎・舗装工事を予定している場合には、切り株を残すか伐根するかを事前に決めておく必要があります。根の張り方や周囲の構造物によって作業方法が変わります。
4-5 雑多な庭・本数の多い現場
庭木が10本、15本と多く、低木、雑草、つる植物などが混在している現場では、一本ずつの伐採だけでなく、下刈りや搬出作業の量も大きくなります。
本数だけでなく、作業員が木まで入れる状態か、切った枝や幹をどのように搬出できるかも費用に影響します。
4-6 越境木と建物への影響
隣地や道路側へ枝が伸びた木、屋根や雨どい、外壁に接触している木について相談を受けることがあります。
枝葉や木の実などが建物周辺に堆積すると、雨どいの詰まりや汚れなどにつながることがあります。ただし、樹木があることだけで建物の腐食や損傷の原因を一律に判断することはできません。風、雪、日当たり、樹齢、建物との距離、風向き、屋根勾配、塗装状態など複数の条件を考える必要があります。